アーティスティック その1

初めて見たときに「たまげた」ものを、このカテゴリーにしてみました。たまげるほど凝ってて手が込んでいるとか、どうしてこういうデザインを思いつくんだろう!とたまげるとか、基本的には立体的なものが多いですがそうじゃないものもあります。もはや芸術の域といっていいようなデザインの透かしブロックがたくさんあります。

↑ブロック活動を始めてまだ日が浅いときに見つけた、いわばアーティスティック1号といっていいだろう。カラクサ模様なのかな。@東京都青梅市。活動をもう8年近く続けているが、これは青梅とか瑞穂町くらいの狭い地域でしか見たことないのである。

↑カブトムシ。いやまあカラクサ模様系なんだと思うけど。枠が一段奥まっている。@東京都瑞穂町。他に府中市、昭島市など。これの範囲も狭い。

↑ポップで楽しい!かわいい透かし。音符♪みたいにも見えるし雨の日の水玉のイメージもあります。透かしブロックの名前がそれぞれなんというのか知りたい、というのはブロック塀研究会の悲願でありますが、これは宮崎県の瀬戸山ブロック工業所の社長さんに伺ったところ「のぼりだま」ということがわかりました。@島根県出雲市。他には愛知県岩倉市や新潟市でも確認。宮崎にも、見ていないけどあるのだろうきっと。

↑コンクリートの製品とは思えない可憐なデザイン。最初サクラ?と思ったが家紋でキキョウというのを見てからそれだと思うようになった。@埼玉県さいたま市。他には東京都新宿区、目黒区、豊島区とか分布範囲は狭い。

↑最初見つけたときはローマ時代の建築っぽいな!とか言ってたけど、家紋で源氏車というのを知り、それだと思うようになった。家紋由来(たぶん)の透かしはいくつかある気がする。@東京都瑞穂町。江戸川区でも確認。

↑もみじ饅頭にも見えるけどササですよね。家紋で三枚笹とか五枚笹とか、ササのバリエーションもあるようです。@島根県出雲市。出雲は本当に他にはない素晴らしい透かしの宝庫。

↑なんでしょうかこれは、鬟(みずら)でしょうか。オオクニヌシノミコトとかの髪型の。出雲だけに。バカボンのおまわりさんとか、ゼンマイのねじを巻くつまみ?という声もある。

↑おリボンとか呼んでいる。左右の羽の中心に切れ目?があるのでトンボっぽくもある。@東京都小金井市。わりと都内(新宿区、渋谷区、中野区など)によくある。しかし一方岐阜にもあったのはとても不思議な気がした。

↑おリボン2号は羽の幅が広い。ブロックのすぐ後ろに板か何かがあるので埋まって見えるが、本当はちゃんと透かしている。@岐阜県岐阜市。岐阜にはおリボン1号と2号がいた。

↑長年親しんできたおリボンのバリエーション?にも見えるがそれよりは穴が曲線的でハートっぽい。猪目という、猪(いのしし)の目に由来する伝統的な日本の模様があり、魔除けや福を招く護符の意味合いがあるんだそうですがそれなのかな?とか思っちゃったりしている。@香川県高松市

↑宇宙人の顔とか土偶の顔とか言っていて、ブレはある。土偶かなやっぱり。顔に見える透かしはいくつかある。最初見たときオッたまげたわりには、意外と広範囲でみられることが後に分かってきたのだ。@新潟県新潟市。他には東京、岐阜、愛知、滋賀、長野、鹿児島、岡山とか。

その2に続きます。

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