亀甲のバリエーション

六角形とかハチの巣とか呼んでいたこともありましたが、やはり家紋の呼び名を取り入れて亀甲というカテゴリー名にしました。亀だから縁起が良くて好まれるのかなと思う。六角形の数や、六角形が角で立っているか、辺が底辺にくっついて立っているかなどでバリエーションが生まれる。現段階で12種見つけています。

↑①六角形から放射状に線が伸びている。2015年に世界遺産に登録された韮山反射炉の付近で見つけた。いかにも反射炉な感じがする。@静岡県伊豆の国市。他に三島市でも見て、静岡ものだと思っていたらなんと7年後に岐阜県恵那市でも見て驚いた

↑②エンピツ。線は厚みがあってキレイな六角形である。枠の中に独立して六角形が入っている。横の枠がないので連続して使うとよさが生きるだろう。@岡山県総社市。島根県出雲市でも見ています。

↑③六角形が縦に細いタイプ。これも横に枠がないので連続すると活きるやつだけど、左右のブロックとのつなぎ目になぜか目地の厚みがないので、菱形みたいになっちゃってる!@山梨県中央市

↑④ちょっと奥まっている。左右の枠があるので横に繋げてもそんなに六角形が生きない。@岐阜県岐阜市

↑⑤これもちょっと奥まっている。六角形は縦に細い。左右は六角形が塗りつぶされたとみて良いのか、三角になっている。@山梨県昭和町

↑⑥メガネ。六角形は角で立っている。左右の枠がないので横に並べると良い。@山梨県中央市。山梨は六角形が好きなようで、色々種類があった。

↑⑦メガネの、表面に丸みがついてふっくらしている。さらに上下の枠に段が2段付いていて凝っている。六角形は少し横に長め?@島根県出雲市。滋賀県、岐阜県でも見ました。

↑⑧今度は六角形が三つで、横に連続するやつ。@長野県大町市。山梨県笛吹市、中央市などでも見た。

↑⑨三つ連続の、表面が立体的になった。⑦のように、丸みがついてるのではなく、かくかくと立体的になっていてかっこいい。枠に段はついていない。@新潟県新潟市。他には島根、愛知、静岡、滋賀、岐阜で確認された。ずいぶんと広範囲に分布してるんだと今驚いた。

↑⑩左右の六角形が塗りつぶされているバージョン。⑧の改良版というか進化形なのかな。@山梨県昭和町。山梨は六角形好き。

↑⑪立派な六角形が枠の中にきっちり納まっている。すごい重厚感があるのは線が太いからかな。表面は直線的に立体的になっている。@岐阜県岐阜市

↑⑫六角形四つになると、ちょっとハチの巣感がある。@東京都国分寺市。23区内、小金井市のほか、埼玉県川越市でも確認されている。

↑⑬これはさらにハチの巣である。六角形の上下に出ている棒がすでに次の六角形の縦の辺となっている。よそ様の敷地に踏み込めないので、ものすごく斜めの遠くから撮らせていただきました。@愛知県名古屋市

↑⑬これはたぶん新種じゃなくてメガネ(⑦とか)の上下の隙間を塗装の時に埋めたんだと思う。@滋賀県彦根市

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