透かしブロック in 山口県山口市 その2

↑JR山口駅前です。広いですが茫漠として県庁所在地の駅なのに人気(ひとけ)がないことを意外に思っているペンギン。電車の本数も少ないみたいだ。そうか新幹線の通る新山口駅の方に人が行ってしまったのか!

そんなことより透かしブロックです。今回はその山口駅の近くのブロック状況を見てみたいと思います。

↑こっこれは…目が釘付け!透かし具合がものすごいというか密集度が圧倒的というか!正方形なので追ってるのとは違うけどちょっと看過できない!一つでみると四つ葉のクローバーみたいだけど全体でみると円が重なり合っているように見えます。アメリカのブロックの本「Concrete Screen Block」によるとTucson(地名のツーソン?)という名前らしい。

↑真正面から見ないと円のパターンには見えないのね。この塀自体もとても長く、左に振るとこうで…

↑右に振るとこのように、とてーも長ーい塀なのであった。

↑下の2段くらいはスタンダードブロックが土台になっているし上には笠木も載っている。やっぱり正面から見ると円のパターンが見える。隣んちのちょこっと見える井桁は枠ごと奥まっている、岐阜県と山口で確認されているやつだ。

↑山口市のマンホールは「七夕ちょうちん」。

↑みやま!久しぶり!

↑ツノ付き!そしてかすかーに奥まっている、ここ限定のみやまです。初出。みやまのバリエーションが豊富すぎてデータベースを振り返ってみないとすぐにはコメントしづらい。

↑井桁!棒が細くて、四角がずいぶん大きめな井桁だ。意外と九州、四国、中国地方から東北のほうまで、幅広く生息している。一つ穴になってホローブロックになってしまっている。

↑道端に縦2分割ブロックが落ちている!と思ったら

↑脇にも積み重なってた。ブロックが捨て置かれているのか。縦2分割の透かしと思ったブロックは厚みが薄いみたいで、なんか違うかも?と思いながら通り過ぎました。

↑これこれ!実物を見たいと思っていたので見れてうれしい!2年前くらいに「マツコの知らない世界」のロケで宮崎県の瀬戸山ブロック工業所さんにお邪魔したときに、型枠をいくつか見せてもらった中の一つにあった!

↑2年前の瀬戸山ブロックさんにて、下のがその型枠。盛り上がってます。

↑台になる部分。ちゃんとスジの部分が分かる。この透かしブロックの名前は何ですか?と社長さんに聞いたら「真ん中に横線で横からもこもこってなってるやつ…」とかいうお答えで、要するに決まった名前がないらしく、それが面白かったです。

↑そしてブロックとなったものがこれなのだ。実社会でしっかりとその役割を果たしている。自分で作ったわけじゃないけどなんか感動した。天平美術みもそこはかとなく感じられるようなられないような形。

↑↑この透かしはここでしか見てないんだけど、九州行くともっと普通にみられるんだろうか。そしてこの塀は微妙にカーブしている。

↑枠ごと奥まっているという、ちょっとひと手間かけられたダブルY。富山、福井で最初見たのでそっち方面のものかと思っていたら以外に山口でも大量に見て、ほう…とちょっと不思議な感じがしている。

↑そして次にはこんなたまげた光景がまた!透かしじゃなくて立体だけど…

↑封筒✉みたい。角形。

↑全面にこの立体角形✉を並べることで力強いジグザグ模様が生まれている。きわめて正しい使い方と思う。左にちょこっと見えるみやまは先ほども見た、ツノ付きのやつだ。

↑カーブ具合も素晴らしいですね。そもそもここの曲がり角、直角じゃいけなかったのか?

↑山口駅前交番の看板。フグがよく見ると敬礼していてカワイイ。実は住宅地の道を歩いているとき、進行方向の数十メートル先にある家の前に、停車したパトカーの傍らにお巡りさんが道側を向いて一人立っているのが見えて(あの前を通るのはちょっとイヤだけどここから引き返したら余計怪しまれる…)とか緊張感を持ちながら極力近所の人に見えるように歩いて行きました。すると通り過ぎるときにお巡りさんは私に「こんにちは!」と元気に挨拶されたので私も「こんにちは」と会釈しました。それで済んでほっとしました。

ブロック活動はこのように緊張を強いられる局面もあるのです。

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