透かしブロック in 東京都府中市その1

東京都府中市と聞いて思い浮かぶのは競馬場や刑務所でしょうか。TVドラマや映画で出てきた。

でもそんなことより透かしブロックです。

↑これは!下から2段目でツタに絡まれているのは…しかも朽ち始めているやつもある。

↑真ん中にひし形で左右にYが出ている。骨付き肉🍖とも呼んでいる。骨付き肉の絵文字があるのね。ほかには都内だと荒川区と、栃木県足利市で確認されているというなかなか興味深い分布である。左右の枠がないのでほんとは横に連続して使うとその良さが生きるのだ

↑三つ穴発見。最下段に一つおき。

↑6分割のやつが2つずつくっついている。塀は塗装されちゃっているのでブロックの面が見えなくて、下にチョコレート色のラインが入ってオシャレである。

↑つる植物が穴から出ているとほほえましいのだ。

↑穴の周りにフチドリ付き。窓みたい。ほかには国分寺市などで見ましたが、なかなか狭い分布範囲のもの。

↑なんか楽しい塀!ドミソの和音に見える。楽譜でいうと。みやまと、「刻みの浅い」お花にX。

↑「刻みの浅い」お花にX。一応お花?ってぐらいで上下はいいとして左右はほとんど花びらの刻みが見えない。「お花にX」のご本家はもうちょっと全体に花びらの刻みがはっきりしている。長らく東京都府中市でしか見たことがなかったが、その7年後に千葉県館山市でも発見された。

↑ヒノデ!すっとんきょうタイプだ。宮尾すすむのすっとんきょうな雰囲気を感じるからだ。都内と埼玉県でみられる。そんな派手じゃないけど全国的には珍しいので他の地域の人が見たらさぞやびっくりすることだろう。なんだこのヒノデは!とか言って。そんなことないか。

↑マスメスカシ横2倍角とホローブロックが二個ずつ、上と下で互い違いに配置されている。デザイン性があってよい塀だと思う。植物の勢いがすごい。

↑地面近くにXが二つおき。ササ?竹?の勢いがすごい。上からも下からも。

↑この塀は昔は水色だったんだろうな、という名残がある。シンプルなダイヤを縦の列を合わせて一つおきに配置している。ダイヤは細身のライトで軽やかなタイプ。関東のほか、福島や三重でも見た。

↑武田菱だ。立体的な枠がついてる。この塀も塗装してる。

↑この界隈の武田菱は枠付きで、菱形の穴は大きめ。神奈川県(相模湖の近く)でも確認されている。府中市と相模湖って不思議な分布を見せている。

↑タコウインナーだ!

↑タコウインナーかわいい。同じ形で細めのがあって、細いとタコウインナーに見えないのだ。タコウインナーは他には埼玉県(越生で大漁)や千葉県で見た。

↑キンギョ!泳いでいる姿なきもするし、金魚の口な気もする。パジュラという仏具にも似ているという声も。都内と埼玉の一部でみられるだけなので、これだって他地域の人が見たら、なんじゃこれ!って珍しがられるはず!

↑ロロールルだ!手塚治虫先生の作品に出てくる「ホーさよか」というキャラクターです。あくまでもイメージです。なんか針金がかけられてる

↑これはなんか生き物に見えるので、「あった」というより「いた」という感じ。意外と広範囲に全国的にいる。透かしじゃないブロックの表面が亀の甲みたいな模様になっているのは、関東圏では少ないように思う。格調高いブロック塀になる。

↑事情で正面から撮れなかったが、大きい菱形の左右に棒が出ているこれは、相模湖の近くでも見たことがある。さっきの武田菱もそうだったことを思うと、発注した業者さんが同じなのかなとか考えたりしてほくそ笑む。

↑奥まっている井桁!井桁の形的にはノーマル。都内(都下)、埼玉のほか岡山、香川、福井、三重、静岡など意外と広範囲で見たことがある。

↑ガードレールが梅の花のデザインでかわいかった。調べたらやっぱり府中市の花が梅だった。分倍河原っていう駅があるけど分梅っていう地名もあるみたい。

↑これはカブトムシ!と呼んでいる。ツノっぽいので…まあカブトムシを透かしブロックの図案にはしないと思うのでカラクサ模様の仲間だろう。一段空けてジグザグになっている。

↑塀の左のほうは植物がかぶさっていい感じ。このカブトムシはブロック活動の初期のころ瑞穂町、昭島市などでよく見てたので特に何とも思ってなかったけど今となっては分布範囲がすごく狭いし、実はレアだよなーと再評価しています。

府中市のブロック状況はなかなか充実してますよね!その2に続きます!

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