透かしブロック in 東京都武蔵村山市、昭島市
武蔵村山市、昭島市は東京都下にあり、武蔵野の面影を残す部分があったりなかったりします。なのでそれなりに良いブロック塀がまだ残っていたりする大変良いところです。まずは武蔵村山市からスタートです。
↑のっけから、これはいいね!みやま「青梅タイプ」!
↑ブロック活動を始めて初期のころに青梅で見つけたので青梅タイプと名付けた。上の山が枠にめり込んでいる、9年近くの活動の中でもなかなか類を見ない型破りなものだ。三多摩地区周辺ではよく見られていたが、昨年なんと江戸川区でも確認され、その時はとてもたまげた。
↑上の段に「岡本太郎の目」、下から2段目はダブルワイですね。このダブルワイは埼玉県熊谷市を席巻しているほか、関東地方以外は新潟、長野、福井、オーストラリアなどで確認されている。
↑岡本太郎の芸術作品にこういう雰囲気があると思ったという、目のような形。なんかフリーハンドふうなのが素朴で土着的な?雰囲気。分布範囲は非常に狭く青梅、国分寺など東京都下と埼玉県川越市。これは川越で撮影。
↑マスメスカシ横2倍角と呼んでいるやつ。そんなにポピュラーでもないけど分布は割と広範囲で、オーストラリアにもあった。
↑井桁が奥まっている。わかりやすいように斜め上から撮ってみた。
↑ヘビメタとコラボ。二つおきにジグザグしている。
↑割と長い塀なのだ。落ち着いてます。陽射しが強い
↑これはいいね!横一列に並べるとなんか中華風味になる。ラーメンどんぶりのフチの模様みたいな。
↑木の葉っぱが前髪のようにかぶさっている。
↑真ん中にひし形、左右に半円。青梅市とここ武蔵村山市でしか見てないかも。おお、レアじゃないか!
↑上から2段目にマスメスカシ横2倍角、下から2段目にキラキラみたいなやつ。縦の列は合わせてある。このキラキラみたいなやつは埼玉県特に西部でやたら見るが、埼玉に隣接した東京都と千葉県でも若干確認されている。あと「子供の飛出し」の立て看板を見るとここは一瞬東大和市のようだ。
↑ここからは昭島市になると思いますが、土偶または宇宙人の顔というやつが大量発生してました。
↑やけくそなのかと言いたくなるが上から2段目のは4つ並べて2つ空ける、という法則に一応のっとっており、ただのヤケクソではないようだ。
↑上半分がフェンス的なもので下半分がコンクリートブロックでそこに透かしが入ってるという、なくはないけどちょっと珍しいかな?あとから上半分をフェンスに直したのかも。そしてこの正方形が45度傾いたやつが上下だけ枠に接しているのが実はレアで、全国的に見ても他には国分寺と府中で確認されたのみである。すごいや!
↑井桁(小さめ)とみやまが向かい合っている。なんかユルイ風景
↑おお、これはきっちりデザインされた立派な塀だ。ダブルスラッシュの向きを互い違いにしていたり、上の段は4つ一組、下のほうは2つ一組にしたりとか考えたのねと思う。石垣や黄色いお花が咲いてるのもいい感じ
↑カマキリまたはコアラ!でも家紋の本によるとこの図柄は「小」の字の変形らしいと知った。流石にカマキリやコアラを透かしブロックにはしないだろう。ほかには群馬県高崎市、東京都世田谷区で確認!結構珍しい!
↑ちょっと接近してみた。葉っぱがはみ出していてよいね。
↑最上段にカブトムシ、下から2段目は違い菱。カブトムシ(まあ唐草模様とかとは思うけど)は活動初期から知っていてすっかり馴染みがあるけど、東京都瑞穂町、府中市などというこれもなかなか生息範囲が狭いものである。
ということです。東京都西部の透かしブロック状況は結構ディープなのでした!