透かしブロック in 熊本県玉名市 その1

玉名といえば金栗四三さんです。2019年のNHK大河ドラマ「いだてん」の主人公にもなりました。金栗さんの生家は玉名市とは別の玉名郡和水町というところで金栗四三記念館・ミュージアムにもなっているが、そちらは遠くていけませんでした。彼の母校、熊本県立玉名高校のそばは通りました。

↑ホームから満開(たぶん)の桜が見える左奥の方。春爛漫。

↑そんなことより透かしブロックです。玉名の初めての透かしは「立体アルカイック」!枠が三段だったりみやまの表面がふっくら立体的だったりと凝っている。福島、福井、島根、香川などで確認されている。不思議な点在具合だ。熊本にもいるんだ!高いところにいる。

↑なんだこれは!枠がないな!かつて「スパナあるいはさるぼぼ」というのがあって、かつてというか今もあると思うけど、あれは面がそういう形になっていたがそれの描線バージョンみたい。左右に連続して使うと輪〇ができて素敵なパターンになりそう。そうやって使ったところをぜひ見たいものだ。

↑最上段の「ハ」または「四」のことを宮崎県の瀬戸山ブロックの社長さんは「スエヒロ」と言っていました。九州のほか東北、四国、岐阜などで見られる。結構散らばっているが関東にはないのだ。

↑ハハハハハハ。すてきな塀。坂道に合わせて塀の段を増やしている。赤い色が良いアクセントになっている。椿ですかね。

↑ロロールルだ!熊本にもいたんだね!ロロールルは割と全国的に、点々とだけど広く分布している。

↑こっちはロロールルと70年代っぽい「昔のロボット」みたいなやつがコラボしている。

↑「昔のロボット」みたいなやつ。きのう水前寺のそばでたくさん見た。斜めに流れて疾走感が出たみたいに見える。

↑ちなみに「昔のロボット」とはこれ。今んところ埼玉モノと思っている。@埼玉県川越市

↑おう、マスメスカシ横二倍角だ。これも割と広範囲でみられる。ちょっと上のほうが欠けてるやつがある。欠けていく過程がわかる。キンカンがなってるな。黄色くてきれい。

↑まだ新しいきれいなみやまだ。下の山が平べったくて、アルカイックスマイルだと思う。笠木の波模様もクッキリしている

↑あらっこれは!〇◇〇だ!イイネいいね。熊本にもいたのね。新潟、山梨、福井にもあることが分かっている。割と謎の分布だな。

↑ここも坂道だ。きれいな濃いピンクの花は何かな?色々と花が咲いている。

↑おっ!これは昨日、水前寺の近くでも見たぞ。スパナが向かい合ってるみたいなやつだ。熊本モノか?九州モノかもしれない。どっちだろう

↑縦4分割!基本の縦4分割。シンプルな4分割は実はなかなか少ない。いろんな装飾、スジとか枠とかスペックが付いたのが多いのだ。分布は西日本が主であるらしい。他に島根、 岡山、沖縄で確認されている。

↑真ん中らへんから右側は縦6分割!

↑二つおきに二つ並べるというテーマを貫いている。年季の入り具合がすごい。シンプルな縦6分割は山梨県, 山形県, 島根県, 岡山県, 福井県でも見ている。島根、岡山は縦4分割と共通しているな!

↑アーティスティックなデザインの塀が出た!左側と右側(ニュー?)の並べ方は揃えているけど、縦6分割と縦7分割なところが違うな!モクレン?がきれいですね

↑ニューな方。そして少し内側に曲がっている。あとから付け足したのか修繕したのだろうか。

↑立体的な縦7分割!縦7分割にも棒の表面がふっくらしていたり、穴の周囲がレリーフだったりと微妙に異なるバージョンがあるのだ。そしてこれはなんと!棒の表面が凹んで横から見ると〕みたいになってる。じつはこれの金型だけは、宮崎県の瀬戸山ブロックさんを訪問したときに見たことがあった。その3年後に路上でブロック実物を初めて見た!うれしい!社長さんによるとこれは「換気口」と呼んでるとのことだった。なるほど…

↑斜め上から撮ってみた。表面が 〕みたいになってる。

↑真横から撮ってみた。 〕〕〕 〕〕〕がよくわかる!あと、枠から奥まっているけど奥まり方が四つの角から対角線的に奥まっている。換気口なんてそっけない名前で呼ばれているけど実はハイスペックなのであった。

玉名市なかなかすごいぞ。その2に続きます!

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