穴(直線的)のバリエーションその1
まあ透かしブロックは全部穴だといえば穴なんですけど、それでは分類ができませんので「身(実?詰まってる部分?)」を見るんではなく「穴」の観点から、さらに穴が直線的なもの、という分類を作ってみました。
↑ササ?なんですかね?ササだったら上下逆かなと思ったり。けっこう活動初期のころのもので2016年に撮影。@東京都新宿区。この後埼玉県深谷市でも見たときには驚いたが、その2か所でしか見たことない。
↑四角い穴がずれてなければ縦三分割、になるところだが。どうして一つずらしたん? でもかわいい。@滋賀県彦根市。滋賀県のほか、岐阜でもよく見られます。
↑三角が◁▷みたいになってるのはたまに見たがこういうのは▷◁珍しいな。枠のレリーフは2重になっていて丁寧です。なんかとても立派なお寺の塀でした。ここでしか見ていない。@愛知県岩倉市。
↑▷◁の凝ったやつを先に見つけていたが、シンプルな方が5年後くらいに見つかった。レリーフ枠がない分穴が大きい。@岐阜県土岐市
↑岩倉市の立派なお寺の塀で▷◁とコラボしていたもの。ずばりこれは「三つ並び立鼓」の家紋ではないかと思っている。立鼓(りゅうご)という空中に投げて遊ぶ独楽の、家紋があるのだ。レリーフ入りまくり。@愛知県岩倉市。ここでしか見てない。
↑上のやつと同じかな?と思ったが近寄ってみたら違った。三つ並び立鼓の別バージョンかな。三角の背が低くて正三角形に近くなっている。素朴でかわいい。アンデス地方?インカ?ぽい。@愛知県名古屋市
↑これは一体…何だと思って見ればよいのかわからなくて戸惑う、困った透かし。描線で見ると横長の菱形があるが、菱形分類にするのはどうもね…。穴で見ると、まんなかにすごく横長の薄い菱形と、クサビ形みたいな穴が四つ。泥が詰まっている。でもクサビ形って三角形なんですってね。@岐阜県岐阜市。
↑無念とか、苦悶のうめき声が聞こえてきそうな口。苦しそう。最初なんだこりゃと思いましたが、これは「違い菱」を穴にしたのだなと後日なにかの拍子に思いついたときには大発見をした!と大変うれしかった。菱形が真ん中でちょっと重なっているやつです。@岐阜県瑞穂市。岐阜県で見ます。
↑菱形というか正方形だと思うけど二つ。穴はつながっていない。丁寧にスジが穴を囲んでいて、スジはつながっている。@福島県会津若松市。会津若松にいっぱいいました。
↑ファイブイズホーム。面白いな―これ。普通の四角い穴でいいのにわざわざ五角形にするところが。@群馬県高崎市。ここでしか見たことない
↑ファイブイズホーム。公式サイトより。
↑スライド横二分割。穴二つだけでもよかったのにわざわざずらしたり、穴を囲むスジなんかつけちゃって丁寧な対応。@岐阜県恵那市。ここでしか見てない。
↑苦悶のうめき声の口がちょっと薄く開いたバージョンか。真ん中のくっつきそうでくっつかない、ほんのすこーしだけ離れているところがすごいと思う。@山梨県甲府市。
その2に続きます。