透かしブロック in 宮崎県都城市 その1

2022年6月、TBSテレビの「マツコの知らない世界」にブロック塀研究会として出演させていただきました。ブロック工場の取材のためになんと宮崎ロケを敢行!ということではるばる羽田から宮崎空港まで飛び、まずは「瀬戸山ブロック工業所」さんを見学させていただき、その後でちょいと移動して透かしブロックハンティング、という段取りになったのです。番組はTverで見られます。ラーメンの味玉?と一緒の回だったかな。

↑ちょうちょ!最初に出雲で見つけてたまげて、その後新潟、愛知、福井でも見てやはりたまげた。いつ見てもたまげるチョウチョ。力強すぎてチョウチョよりガの趣もある。テングの顔という人もいた。

↑透かしがきっちり並んでキレイな塀でございます。表面の立体的な模様は「カメノコ」と呼んでいると、瀬戸山さんがおっしゃっていました。チョウチョがずっと続いて、右の方はみやまになっています。

↑右の方にいたみやま。表面にふっくら丸みがついて、枠が三段レリーフ。下の2つの山の真ん中が折り返したみたいになっているのが特徴。他では福井県鯖江市、静岡県浜松市で確認されているという、不思議な分布だ。

↑道路の反対側なんで遠くて小さいですが、まあ塀が長いということも表したくて…最上段に連続しているのは「のぼり玉」という名前だと、これも瀬戸山さんが教えてくれました!知りたいとずっと思っていたのでわかってうれしい!

↑あヘビメタだ。でもこれは瀬戸山さんいわく「イナヅマ」ということでした!カッコイイな!どのみち電気っぽいということで。空がくっきりと青い。南国宮崎県の日差しは4月と思えないほど強かった。

↑つぎは「天平美術のお花」だ!というかこの界隈の塀はあまり高くなく4~5段で、透かしは最上段に連続して入れ、上に笠木を乗せるのが定番みたい。夏ミカン?がタワワに生っている

↑こういうストリートなんですが、後で聞いたら瀬戸山さんがこの近辺に良い透かしブロックがあると紹介?してくれたらしい。道の両側に立派なお庭付きのお屋敷が並んでおります。左側にはみやまがあるんだがもはやみやまには目も留まらず

↑右手は空き地(とても広い!)で、でもブロック塀だけは残されていました。

↑あらーくっきりとスジ入り反り菱!すばらしいー。切れ味鋭くシャープな感じですね。お屋敷は失われたがブロック塀だけは残され、笠木のコケは流れてきた年月を感じさせる。

↑ひと区画?くらい来て振り返ってみました。誰もいないのだ。いつの間にか道の両側がスジ入り反り菱になっている。なんてすばらしい景色だ。

↑またヘビメタ(イナヅマ)。ヘビメタって呼びなれちゃっているからな…ブロック活動初期のころから。

↑あっカニ!瀬戸山さんによると「クローバー」。瀬戸山さんには多くのことを教えていただいた。

↑みやまだ。バランス的に下の山の横幅が広い。そしてツノが生えてる独特のフォルムだ。こんなようなのを出雲辺りで見てたかもしれない。

↑おお!アディダス!下にはさっきと同じみやまがいる。アディダスは他に、新潟、愛知、福井で確認されている。

↑塀が長ーいことを表現したくてパノラマモードで撮ってみたけどその目的は成功してません。湾曲して見えますがほんとは曲がってなくてまっすぐです。

↑ていうかこれは塀というか建物にくっついている壁なのかな?

↑ロケなので番組のディレクターさんと、宮崎空港から合流した音声さんとカメラさんと、会長と副会長の総勢5人で日曜日の住宅地を静かにぞろぞろと歩いております。あまりというかほとんど人には会いませんでした。

↑これもパノラマモードです。本当は直線の100メートルあるんか?ってくらいの長い塀です。そんなにはないか…

その2につづきます!

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