透かしブロック in 東京都文京区
文京区は面白い坂があったり面白い階段があったり、地形とか歴史なども見る価値があるようですがそういう書物やブログとかは他にたくさんありますので。ほんの一部ですがブロック状況を見てみましょう!
↑これは何でしょうか。塀に穴が開いていると吸い寄せられるように近寄ってみる習性になりましたが、透かしブロックじゃない感じだった。コンクリート塀に穴が開いてるだけかもしれない。
↑矢羽根みたいな形になっている。
↑これは塗装されているけど、透かしブロックだろうと思う。四角いけどビミョーに角に丸みがある二つ穴の透かしブロック。細い枝が出てたりしてて良い。角が全く直角だったら縦2分割にしちゃうところ。都内の他には埼玉、山梨でも確認。
↑反り菱で、口がちょっと小さ目。塀の一番下の段で草とたわむれあっている。このおちょぼ口の反り菱は東京、埼玉でみられる。
↑ありゃ、この井桁は…
↑縦棒の先っぽが一つだけ出ているやつだ。井桁といっていいのかどうか?もはや井桁とは言えないのかもしれない。どうしてこうなったのか。ブロックの回転と、裏表の向きにより4パターンある。都内のほか埼玉、千葉、群馬でみられる。
↑スクールゾーンを静かに見守る井桁。真ん中の四角の部分がすごーくうっすい。
↑重層的な風景。左の手前側の塀にはYの透かしがいる。Yはわが国のコンクリートブロックメーカーのトップであるエスビック株式会社の創業者である栁澤さんの頭文字Yをとって作ったデザインだ。会社を訪問した際に伺ったので本当です。透かしブロックにそのような歴史があることに感動する。その分布は 福井県, 静岡県, 福島県, 東京都, 埼玉県, 滋賀県, 千葉県, 群馬県, 京都府と、とても幅広い。
↑ニコニコしている。見ているこちらまで笑顔にさせてくれる透かしブロック。扇ですね。このシンプルな扇は鴻巣とか深谷とか、埼玉県北部にあるやつですよ。こんなところにもいたとはね!葉っぱがちょこっと出てたりしてかわいい。
↑ていうかこの塀も塗装してるけど、間違いなく透かしブロックだろうと思う。この界隈はブロック塀を塗装するのが好きなのかな。
↑ヒノデだ。下から2段目に一つおきに配置されている。左のほうのは、車がこすっちゃったか?何かで欠けている。塀にも傷がある。おいたわしや。確かに狭い道ではあった。
↑落ち着いているヒノデ。精神的に安定してそう。落ち着いて見えるのは二本のウデが水平方向に延びているせいか。これは今のところ文京区と川越で確認されていて、その取り合わせが不思議な気がする。
↑門柱の隣2列目から急に高くなる塀。樹木がうっそうと茂っている。
↑やや、別の種類のヒノデだ。横一列に連続しちゃって。ひらっべたくてクールな印象なこのヒノデは、文京区、北区のほか埼玉、群馬、千葉で確認されている。
↑みやまが上下で互い違いになってて楽しい。施工した人も楽しかったに違いない。穴からツタが出てたりするのもよい。
↑塀のプレートは文京区のもので「旧大塚坂下町」と案内書きがあります。確かに歩いていて古くからのままの道の感じとか、風情が感じられました。大塚という地名って豊島区にもなかったっけ。大塚の駅は豊島区だしね。
↑この塀はかつて東京医科歯科大学病院の外堀通り側にあったもので、今現在は金属のフェンスに変わっていてもうありません。ていうか大学ももう東京科学大学に変わってますかね。名前が不思議な感じはする。でブロックですが透かしじゃないんだけど、立体的な台形になっていて並べ方によって塀全体の模様を作ることができる。この台形ブロックは都内のほかは埼玉、岐阜、福井で確認されている。こういう妙な分布を知るとうーむと思う。