透かしブロック in 刑事コロンボ

どうもこんにちは。2021年になりましたが今年もよろしくお願いします。

さて昨年の秋くらい(だったかな?)にケーブルテレビで刑事コロンボを一気に全部放送!てのを知って録画して見始めています。後から知ったのですがNHKBSでは毎週水曜日に1話ずつやっているらしい。

60年代や70年代の雰囲気が見れるかも、見てみよっかなと軽い気持ちで見始めましたが期待以上に色々とグッと来ますね。なかなか良い感じでエンジョイしています。

犯人とか周辺の人たちが大体みんな上流階級の大金持ちで、もの凄い豪邸に必ずバーがあって、「何かお飲みになる?」なんてやってます。男の人も女の人もえらくでっかい車を運転してて、それがまたカッコいいです。 レストランで食事してワイン飲んだあとでも普通に運転して帰るところもおおらかでよいですね。

でもそんなことより透かしブロックです。コロンボのそういうアメリカンな世界に浸っているとき唐突に透かしブロックが出てくるとたまげます。また親近感というか「これ知ってる!」感もひとしおです。

↑vista vueというやつですね。正方形タイプ。1971年、第6話Suitable for Framing 「二枚のドガの絵」より。

 

↑Vista-Vue。”Concrete Screen Block: The Power of Pattern“より。

 

↑日本と違ってアメリカでは室内の装飾にコンクリートブロックを用いるのはよくあることのようだ。スタートレックで有名なレナード・ニモイ。

 

↑室内なんですよねこれ。室内というより屋内か。お屋敷のホールウェイみたいな。左側と、右奥にも見えます。これも正方形タイプ。第15話A Stitch in Crime「溶ける糸」より。1972年。

 

↑これは!あの「神奈川もの」ではないか!

↑神奈川もの。ブロックでエックスを作っている透かしブロック。Xの真ん中くっついてないけど。@神奈川県寒川町。

 

↑こうやって全て透かしブロックで塀を作るのがアメリカっぽいなー。すごいわ。日本風は塀の中にポツン、ポツンと透かしを配置する感じ。違いますねー。

 

↑素敵なフレンチレストランに慌ただしく入っていく主人公。第16話The Most Dangerous Match「断たれた音」より。1972年。

 

↑次は第19話Any Old Port in a Storm「別れのワイン」より。このエピソードはファンの間でランキング等やると必ず上位3位とかに入るような、大変人気の高い作品なようです。

 

↑車の向こうの壁に何か見える…もしや…

 

↑やっぱり透かしブロック!反り菱!その分類の中でも、両腕が長めかつ直線的で真ん中の◇はわりと大きめなタイプか。

 

↑こんなの?@埼玉県川越市

 

↑これとか?@荒川区 ちょと違うか

↑これは違うよね@岐阜市

 

↑別のシーンだけど場所は同じ。車の窓越しに見える。

 

↑第20話Candidate for Crime「野望の果て」1973年より。右奥に見えるユリの紋章みたいなのは透かしブロックなのかそうでない何かの装飾なのかよくわからない。正方形タイプ。

 

↑これは…お屋敷の2階のバルコニーの手すりが、よくわかんないけどホローブロック(枠だけのブロック)を組み合わせて作ってるんじゃないかと思う。

 

↑抱き合う令嬢とメイド?さん。令嬢の頭のずっと上に、わずかにバルコニーのブロックらしきものが見える。第35話A Matter of Honor「闘牛士の栄光」1975年より。

さて刑事コロンボは1977年で一旦終了し、新シリーズがその後1988年に始まります。新シリーズをまだ全部は見ていませんが、80年代に入ってからは透かしブロックは見つけていません。

ドラマ自体の内容については、70年代までの方が話に味わいとか深みがあり、全体に流れるムードが上品で洒落ていて私は好きです。

 

(↓以下は2021年2月に追記しました。)

↑おお!コロンボと若者(大学生)の後ろの、アパートかなんか住居の壁にがっつりvista-vue 。ビスタビューはとてもポピュラーな透かしのようだ。シャツのシルエットに時代を感じる。56話Columbo Goes to College「殺人講義」1990年。

 

↑これは、モーテル。

 

↑モーテルの一室に犯人がいるので警官隊が踏み込むところ。この塀は、ホローブロックの組み合わせかなあ?どうだろうか?…よくわかりませんが多分そうじゃないかな。57話 Murder Can Be Hazardous to Your Health 「犯罪警報」1990年。

 

↑64話 Undercover 「死を呼ぶジグソー」1992年。

右はじに見切れかけている透かしは、一番上のを見ると真ん中にスジがないので、横幅が普通の2個分あるのではないかと思われる。左の奥の方にコロンボ(後ろ姿)。

そんなわけで録画していた刑事コロンボも全部見終わってしまい達成感と共に大きな寂しさに襲われています。1回目は日本語吹き替えで見て一応スジがわかったので、2回目はリアル感を求めて英語音声で見ようかな、と思っています。

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