透かしブロック in 新潟県三条市 その1
どうもこんにちは。
即位礼正殿の儀でわきかえる今日この佳き日は国民の祝日となりました。謹んでお祝い申し上げます。
さて透かしブロック行脚ですが、諸般の事情により彦根市特集をその1で中断したまま新潟県三条市に移りたいと思います。
↑ブロック塀活動の歴史のなかで一二を争うと言ってよい、世紀の大物。衝撃の物件。透かしブロックの中に物語がある。最初は「太陽と雲と海」と思ったが、ブロック塀研究会周辺の人(研究会の人ではない)から「夜の海に見える」といわれて以来、がぜん月に見えるようになった。
これを見ると脳内にドビュッシー「交響詩『海』第一楽章」の終盤部分が鳴り響くのです。音が聞こえてくる透かしブロックは現段階では他にありません。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団によるドビュッシーの交響詩「海」です。
件の場面は大体8分40秒から9分25秒です。その部分を、先ほどの透かしブロックの画像を見ながら騙されたと思って是非一度聞いてみてください。ドビュッシーと透かしブロックの融合された世界があなたの脳内に広がることでしょう。
↑最上段にずらりと並ぶ月と雲と海。三条市でもこれはこの場所でしか見られませんでした。
↑高さも長さもある、立派な塀です。下の方にもちょろっといる月と雲と海。でもやっぱり高いところにいてほしいな。なにげにロロールルが見切れている。
↑楕円にX。活動を始めて初期の頃に東京都瑞穂町で見たことがある。三条市で再会するとは思わなかった。
↑初めて見たスジ入りのロロールル。◎の上下の棒にもちゃんとスジが入ってます。(注:ロロールルは手塚治虫先生の漫画の一キャラ。勝手にイメージから名付けた。)
↑最上段にびっしり横一列、下の方に波のようにユラユラと配置されるロロールル。
↑スジ入りロロールルを先にだしといてなんですが、スジ入りでないのがノーマルです。ロロールルは意外と広範囲でみられる。
↑波形あるいは唐草模様。名古屋市の隣のあま市で見たことがある。横に連続して繋げて使った方がこのよさが生きると思うやつ。透かしでないブロックは亀甲の型押しでワンランク上な感じ。
↑井桁もいました。配置デザインからしてなんとなくさっきの唐草模様のと同じ人が施工した気がする。
↑上下逆さ向きのカニ。以前出雲で初めてカニを見たとき、その席巻っぷりにはたまげたものだ。カニは意外と広範囲に流通している。逆さ向きは珍しい。
その2に続く↓
[getpost id=”988″]